« 2000年4月1日の桜@<桜.BLOG> | トップページ | 2000年4月8日の桜@<桜.BLOG> »

2004.03.07

観覧車とソリューション

突然ですが、こんな質問を考えてみました。

 観覧車のある施設で働くあなたが、
 上司から次のような課題を出されました。
 「観覧車の利用客を増やすにはどうすればよいか?」
 あなたならどうするでしょうか?

さてどうしますか?と、なぜこんな質問を考えたかといえば
2月26日付の読売新聞のある記事が目に止まったからです。
それは北九州にあるテーマパーク「スペースワールド」
あるものができたという記事です。でも観覧車とは直接関係ありません。
その記事にはこう書かれていました。
「スペースワールドに「ナスカ地上絵」出現」
園内の舗装が改修されたのを機に「何か面白い仕掛けを」と、
スペースワールドが企画したそうです。実物の約1/3の大きさで、
地上からは何が描かれてるかはっきりは分からないけど、
観覧車に乗るとナスカの地上絵が見えるそうです。

これを読んで、私は強烈にこの観覧車に乗りたくなりました。
ナスカの地上絵を疑似体験できる機会なんてそうそうあるもんでは
ないでしょう?見てみたいじゃないですか。

面白い企画だと思いました。観覧車に何かするわけでもないのに、
結果として観覧車に乗りたくなる企画です。しかもあまりお金も
掛けずに済んでいそうです。

今回は舗装改修のついでに企画されたようですが、これがもし
冒頭に私が書いた質問のように、観覧車の利用客を増やす方法として
企画されたものだったら、素晴らしい発想だと思いませんか?
表彰状をあげたいぐらいです。

観覧車の利用客を増やす方法は他にもあります。
例えば同じく北九州で、観覧車のあるショッピングモール
「チャチャタウン」では透明の観覧車が登場しています。
36あるゴンドラのうち2つが透明です。
これも一度は乗ってみたいと思わせるものです。

ここまで書いて気がつくのは、どちらも観覧車の利用客を増やす方法
なのに、アプローチとしてはずいぶん違っていることです。
ソリューション(課題解決)の方法として考えても面白い事例です。
比較的思いつきやすいのは、透明の観覧車のほうでしょう。
課題となる対象物(観覧車)をじっくり観察して分析することで
「透明の観覧車」という発想にたどり着くことは可能でしょう。
しかし「ナスカの地上絵」はどうでしょうか?
いくら机の上で考えても決して思いつかない発想です。
この場合、実際に観覧車に乗り、そこから景色を見ながら
「ここから何か面白いものが見えないかな?」と思わない限り
出てこない発想ではないでしょうか?直接、観覧車とは
関係ないけど、でも観覧車に乗りたくなるユニークな発想です。

生真面目な日本人は、対象物を見て考えるのは得意ですが、
全く別の視点から物事を考えるのは苦手なようです。
※「ナスカの地上絵」は、対象物から見て考える方法ですね。
日本の景気も落ち込んで随分になりますが、景気が悪いから
財布のヒモを締めようと考えるばかりではダメな気がします。
直接景気とは関係ないけど、こうすれば景気も回復するんじゃ
ないか、という観点からの発想も必要ではないでしょうか?
落ち込んだ景気のどてっぱらに風穴を開けるような斬新な企画、
あなたも考えてみませんか?

|

« 2000年4月1日の桜@<桜.BLOG> | トップページ | 2000年4月8日の桜@<桜.BLOG> »

これからの考え方」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2961/271456

この記事へのトラックバック一覧です: 観覧車とソリューション:

« 2000年4月1日の桜@<桜.BLOG> | トップページ | 2000年4月8日の桜@<桜.BLOG> »