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2004.06.03

その向こう側

先日、得意先の新店オープンの応援に行ってきました。
応援といっても内容はいたって簡単。風船くばりです。
子ども達に風船をくばるわけですが、これが楽しーのですよ。
子どもも喜ぶ、お母さんも喜ぶ。私も楽しい。
もう何といっていいか至福の時間です。

私の仕事はふだん消費者の方たちと直接関わることがありません。
得意先の担当者から間接的に聞くぐらいです。だからこんな機会が
あるとすごく新鮮な気持ちになります。自分がやってる仕事は
この人たちに喜んでもらえることなんだと実感がわくのです・・。

周りを見渡せば、世の中はやりきれない事件で溢れています。
企業ぐるみの背信行為、個人の凶悪犯罪etc,etc。
なにがそうさせるのか?マスコミはこぞって取り上げます。
でもそのどれもがなにか大切なものを忘れてる気がするのです。

私がオープンの応援に行って感じたことと、
それは少なからず関係があるような気がします。

世の中は学力や個性重視で、想像力はさほど問題にされません。
読みが同じだから「創造力」と混同されがちですが、
「想像力」とは文字通り想像する力です。見えないもの、
聞こえないものを、思い描く能力のこと。言葉を変えれば
「想像力」とは「思いやる力」といってもいいでしょう。
今、それが欠けているのではないでしょうか?

企業ぐるみの背信行為は、自社の利益を追求するあまり、
生活者のことなど二の次で顧みなかったことによるものです。
生活者といったって、それは一人一人の個人であって、
みんなそれぞれ違う顔を持つ人間です。その人にはその人なり
の生活があり、夢があり、生きがいがある。そのことがどうして
分からないのか?どうして思いやれないのか?

個人の凶悪犯罪は、自分のことのみに没頭して、自分中心の
規律に従って行動したり、それに合わないものを排除しようとして
起こるものではないでしょうか。傷つけることがどんなことなのか、
そうすることが自分に、相手に、周りに、どんな影響を及ぼすのか、
思いやることができない。だから事件が起こって、全てが終わって
初めて自分の起こしたことの意味を知ることになる。なぜその前に
そのことが分からないのか?どうして思いやることができないのか?

考えることの大切さを伝えたい。
あれはダメ、これはダメと教えて、型にはめようとしたって、
そこからはみだすものがきっとある。でも、それは仕方のないこと。
価値観さえ揺らぐような不安定な時代なのだから。
今、私たちがすべきことは思いやること。想像力を豊かにすること。
すべてのことはその先にいる「人」につながっている。
電話やチャットや仕事で使う書類一枚にしたって・・。

その向こう側にあるものに思いを巡らそう。
きっとできるはず。私たちは想像力を持つ生き物なのだから。

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