新しいデジカメを買いました。ソニーのサイバーショットDSC-F88です。
デジカメはこれで3代目になります。1代目はDSC-F1、2代目は
DSC-F55と気がつけば全てソニーのサイバーショット。
しかもFシリーズばかり。そんなわけで今回のエントリーは
「サイバーショットと私」と題して、デジカメとの出会いから
今に至るまでを書いてみたいと思います。
ソニーのデジタルスチルカメラの歴史はFシリーズから始まります。
今では多彩なシリーズ展開をしてますが、基本はFシリーズだと
言っても過言ではないでしょう。ロングセラーのFシリーズだけに
買って損はない安心感があります。Fシリーズの特徴はアングル
フリーの回転レンズ。これは使い始めると手放せなくなります。
普通なら、かなりムリな体勢で撮らなければならないアングルも
ラクに撮ることができます。これが一番のお気に入りポイント。
1代目のDSC-F1が発売されたのは1996年10月。
その年、私は初めてインターネットに触れました。Eメールの存在を知り、
全国に散らばる大学時代のサークルメンバーとメールを通じて連絡が
取れるようになりました。6年ぶりの再会に盛り上がり、飲み会なども
企画されました。そこで登場するのがデジタルカメラです。当時カシオの
QV-10などが人気で、デジタルカメラの黎明期でした。飲み会などで
撮った写真をインターネットに載せて、仲間に見てもらいたい、そんな
思いでサークルOBのホームページも作りました。そして買ったのが
ソニーのデジタルスチルカメラ1号機のDSC-F1。
カメラらしくないカッコ良さで、デジタルカメラの楽しさを満載した機種。
銀塩カメラしか知らなかった私に、デジカメの魅力を教えてくれました。
失敗を気にせず撮り、その場で確認、削除できる気軽さや、パソコンと
連携できるデジカメは私にとって新鮮でした。初めてのデジカメ体験を
させてくれたDSC-F1はサークルOBの交流に役立ってくれました。
DSC-F1:35万画素,4MB内蔵メモリー,画像記録時間約2秒。
価格88,000円(税別)。
液晶画面がキレイで気に入ってたのですが、バッテリーの持ちが
悪すぎました。20分ぐらいしか持ちません・・。予備バッテリー必須。
寒い場所で使うときやフラッシュを使うと途端にバッテリーが切れました。
楽しいけど実用的ではなかったため、新しいデジカメの購入を
検討することになりました。
そして転機は1999年の年末に訪れます。翌年の2月末に結婚を控えた
私は独身時代最後のボーナスで新しいデジカメを買うことにしたのです。
結婚すれば自由にお金が使えなくなるだろうと思い、あわてて買った
思い出(笑)があります。そして買ったのが2代目となるDSC-F55。
その年の4月に発売されていて価格はなんと115,000円(税別)!
今のデジカメから考えるとすごい高価ですね。
でもこれは名機だと私は思ってます。
この機種はソニーのサイバーショットの歴史でも、今の基礎となる
多くのものがここで初めて取り入れられたという意味で画期的な
製品だったといえるでしょう。
例えば・・
1.静止画以外に、動画・音声も記録可能。2.オートフォーカス。
3.メモリースティック採用。4.200万を超える画素(211万画素)。
5.カール ツァイスレンズ搭載・・。ざっとこんな感じでいずれも
ソニー製品のデジカメとしては初物尽くしで、このスペックなら今でも
実用に耐えます。
心配だったバッテリーの問題も容量の大きいタイプ(NP-FS11)を
予備で購入してクリアしました。とりあえず充電しとけば1時間
ぐらいは持つので、1回のお出掛けで使う分にはあまり困りません。
そんなわけでこのDSC-F55は、結婚する直前からいつも私たちを
見守ってくれたカメラで、子供の誕生から3歳になった今までずっと
活躍してくれました。何気ない写真がすごく良い雰囲気で撮れる
ことがあって、好きなカメラです。写真のL版程度のプリントなら
200万画素もあれば充分。子供が小さいとデジカメというのは本当に
重宝します。何度でも撮り直すことができるので、いつの間にか
大半がデジカメで撮った写真になりました。
まだまだ現役で使える実力のあるDSC-F55ですが、子供が成長して
ひとつ不満が出てきました。それは光学ズームがないことです。
昔なら単焦点のレンズが普通だったし、撮りたいものがあれば
ずんずん近づいて撮っていたので別に不満はありませんでした。
でもこれから先のことを考えるとズームは必要です。運動会など
子供の行事は、近づいて撮るにも限界があります。それ以外にも
友達の結婚式やお祭りなどイベントの撮影とか、ズームさえあれば
と悔やむ場面が過去に何度かありました。また最近の機種に
比べると起動時間やシャッタータイムラグが大きいのも気になって
きました。これで何度シャッターチャンスを逃したことか!
そんなわけで幼稚園の入園を機会に、新しいデジカメの購入を
検討することにしました。
Fシリーズは回転レンズが魅力で気に入ってたのですが、
光学ズームがないから別のデジカメにしようと悩んでた矢先、
今年の6月発売されたのがDSC-F88です。光学3倍ズームが
搭載された回転レンズ!探してたのはこんなデジカメです。
というわけでDSC-F88を3代目のデジカメとして買いました
(オープン価格:市場推定価格53,000円前後)。
2代目のDSC-F55発売から5年。技術の進歩は素晴らしい。
起動時間もシャッタータイムラグもぜんぜん気になりません。
バッテリーの心配もしなくて良い。コンパクトで軽くなって、
回転レンズも使わないときは本体に収納できてフルフラットに
なるから、持ち歩きに便利。シャッタースピードや絞りの調節で
マニュアル撮影だってできるし、510万画素だから、これはもう
充分すぎる性能といえます。それでいてシンプルで使いやすい。
DSC-F88は、これからいろんな場面で活躍してくれそうです。
家族の成長をきっと写してくれるでしょう。
「DSC-F88(左)とDSC-F55(右)」

※この写真は左のDSC-F88で撮影。どうやって撮ったかは秘密。
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