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2005.02.20

テレビの未来を予想する

テレビは、ただ見るだけの時代から、使う時代へ変わろうと
しています。DVDレコーダーの普及により、録り溜めて見る
ことが簡単に出来るようになったからです。今後、テレビと
レコーダーはどのように進化するのか?私が考えるテレビの
未来を書いてみたいと思います。

まず現在の流れから。レコーダーは、大容量化が進み、録画
可能時間がさらに増える。また、キーワードや学習機能付きの
自動録画は精度を高めて、より使えるタイプが登場。現実的な
話としてはこんな感じでしょうか?その結果、レコーダーには
自分好みの番組が日々録り溜められていきます。

そこで今後求められるのは、録画した番組を整理する機能です。
日々録画される番組をどのように分かりやすく整理できるか、
それが重要になってきます。これに関してはすでに良い手本が
存在します。それはiTunes。iPodがあれだけ成功したのも
iTunesというソフトが素晴らしかったからだと思います。
iTunesにはスマートプレイリストという機能があります。
条件を設定すると、録ったものの中から該当するものが抽出され
リストに表示されるというもの。いったん条件を設定すると、あとから
録ったものでもそのリストに反映されるので、便利な機能です。
iTunesは音楽用のソフトですが、これの映像版があれば、
面白いことができると思いませんか?例えば音楽番組とか、
紀行番組だけのスマートプレイリストを作れば、24時間BGVと
しても楽しめそうです。iTunesの操作性は、たくさんの録画番組を
整理する方法として、とても参考になります。

テレビ番組を録り溜めて、整理が出来るようになったら、次に考える
のは、録画したテレビ番組をどうやって活用するかということでしょう。

現在はEPG(電子番組表)で録画予約するのが主流になってますが、
残念ながらそのEPGのデータを活用しているとは言い難い状況です。
せっかく番組のタイトル、出演者、内容などがEPGのデータにあるの
だから、録ったあとにそのデータを活用すれば、今までとは違った
使い方が出来るのではないでしょうか?とはいえ現在のEPGは
録画予約するための最低限必要なデータしかないので貧弱です。

そこで私が考えるのはもっと根本的なシステムの改良です。
EPSG(Electric Program Schedule Guide)←勝手に私が考えました。
電子番組進行表というものはどうでしょうか?EPGは録画予約する
ためのもので、EPSGは録画後にレコーダーで活用するためのものです。
自動録画で困るのは、例えばワイドショーなどが録画されていたとき、
キーワードに該当する箇所を見つけるのが大変なことです。2時間の
番組を早送りするのも疲れます。そんなとき、番組の詳細が分かって
いれば、こんな苦労もしなくて済みます。何時何分にどんなコーナーが
あって誰が出てくるのか、それが分かればそこだけ見れば良いからです。
また番組内容なども放送終了後なら、より詳細なデータを載せることが
できるはずです。EPGで1週間分のこれからのデータと、EPSGで
前日の詳細データを受信できるようになれば、テレビをもっと活用できる
ようになります。

このEPSGは、録画した番組にインデックスを付ける作業といえます。
EPSGで、録画した番組に目次とキーワードが付くので、録り溜めた
番組の中から必要なものを検索することが簡単になります。
インターネットで情報を検索するのと同じような感覚です。
いや、将来的にはインターネットと連携することだって考えられます。
今インターネットではデスクトップサーチという技術が取り上げられています。
これは自分のパソコンの中にある情報を検索する技術で、PCの中にある
情報と同時にインターネットも横断検索してくれるのが特徴です。
これにレコーダーをつなげば、PCやインターネットと同時に、録画した番組
の中からも情報を検索するのが可能になりそうです。例えば南国の聞いた
こともない鳥の名前を検索すれば、録画した番組の中から見つけてくれて、
実際の動く映像を見ることだって出来るかもしれません。

このEPSGを実現するには、EPSGサービスを行なう会社と、放送した
番組の詳細なデータを提供する放送局と、EPSG機能を搭載した
レコーダーを開発するメーカーの協力がなければ出来ません。
そして一番重要なのは番組スポンサーとの関係です。番組の一部を
切り出して活用するためのEPSGサービスは、CMを見る必要がなくなる
ことになり、スポンサーにとって良いはずがありません。録画したテレビ
番組を検索したとき、検索結果画面にCMを表示するなどの工夫が
必要です。録画した番組は古いものもあるので、古いCMでは意味が
ありません。そのスポンサーの最新のCMが検索結果画面に表示される
ような仕組みが必要ではないでしょうか?そのためには最新のCMを
電波に乗せて受信させるか、インターネットからか、2つの方法が考え
られます。それはその時のインフラによって、より適したものが使われる
でしょう。以上、EPSGを実現させるための方法を考えてみました。

夢はいろいろ広がりますが、今書いたことはそんな未来の話ではないと
思ってます。3年後、5年後にはきっと実現できるのではないでしょうか?
難しいことはひとつもありません。

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コメント

これは、DVDレコーダーの未来だと思いますがいかがでしょうか?

好きな番組を見るのであれば、録り溜めるより、受信側に記録媒体を必要としないオンデマンドの方が、合理的かと思います。

投稿: JJ | 2005.03.04 15:03

JJさん こんばんは。

私はこれはやっぱりテレビの未来だと思ってます。
DVDレコーダーの登場でテレビの役割が変わる可能性が出てきました。
レコーダーはあくまでもテレビの番組を録るためのツールにしか過ぎず
テレビのことを切り離して考えることはできません。
テレビとの関わり方が変わるのではないかと
いう意味で書いてみました。

あとオンデマンドですが、どの程度普及するのか
今のところ私にはよく分かりません。
番組を1本ずつ購入するとか、会員になってお金を払って
番組を見るなどの、今までただで見ていたものを
買うという行為に私自身はまだ慣れることができずにいます。
それとレコーダーの自動録画で思わぬ掘り出し物に
めぐり合う楽しさもオンデマンドでは味わえないのかな~と
勝手に思ってます。

今のテレビのように気軽に楽しく、でもこれからは
便利で使えるコンテンツになってほしいと思って
書いてみました。

投稿: タオ | 2005.03.04 23:36

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