ユースケ4歳3ヶ月。ただいま数字と文字に夢中です。
幼稚園のみんなが無邪気にお絵描きしているときも、
ユースケは数字や文字を書きたがります。もちろん絵も
描くけど、それより数字や文字のほうが楽しいようです。
どんなふうに成長や発達をするのか?個人差があるので
どれが正解なんてものはありません。でも我が子の成長を
見守りながら、同時にその成長の過程にも惹き付けられます。
なるほどそう来るか!と驚くこともしばしばです。
人は世界をどのように把握していくのでしょうか?赤ちゃんの目には
世界はどう見えるのか?どのように世の中を理解していくのか?
そんなことをユースケの成長を通して、つい考えてしまうことがあります。
今でこそ数字と文字に夢中ですが、始まりは床屋のサインポールでした。
赤と青と白のぐるぐる回るあれです。たぶん2歳ぐらいだったと思います。
床屋のサインポールを見つけるとそれに引き寄せられるように近づいては
ずっと眺めていたものです。車に乗ってても床屋を見るたびに反応するもん
だから、床屋ってこんなにいっぱいあったんだなとこちらが驚くほどでした。
赤ちゃんははっきりした色や動いてるものに反応するというから、
床屋のサインポールはまさにその条件を満たすもので、
ユースケが反応するのもうなずけます。
次に興味を示したのは街の看板です。マクドナルドの"m"などを
見ると騒ぎます(食いしんぼ?)。他にも街でよく見かけるような
ロゴマークや標識などのサインによく反応してました。動かないけど、
はっきりした色使いが多いのでやはり目に留まるのでしょう。
ここまでで分かるのは、どれもよく見かけるものだということです。
たぶん赤ちゃんにとって、外の景色は見えていても見えてないのと
同じなのでしょう。何も分からない世界にある日、床屋のサインポールが
ユースケの目には浮かび上がったのかもしれません。ここにもある、
あ、そこにもある!そんな驚きがあったのだと思います。
そしてそれは看板や標識の発見へと広がっていきました。
3歳になると次の大きな変化が現れます。数字との出会いです。
周りを見回してください。世の中はなんと数字に満ち溢れていることか!
ユースケは数字に夢中になりました。何も教えてないのに、数字を
一生懸命書こうとします。これにはちょっとびっくりです。そのうち
カレンダーにも興味を持つようになって、今度はそればかり書くように
なりました。数字はよく見かけるものだけど、床屋のサインポールの
ようにぐるぐる動いたり色がはっきりしているわけでもありません。
そこにユースケの成長を感じることができます。
次の成長は4歳になった頃です。今度は文字に興味を持ったようです。
ひらがな、カタカナあっという間に覚えました。こちらが教える前に
覚えてしまうので書き順はでたらめで、書く言葉もひらがなカタカナ
交じり(笑)。しょうがないので書き順を記したノートを買いました。
言葉に興味があるようなので「こどもことば絵じてん」も買って
あげました。言葉をイラストや文字で分かりやすく説明したもので、
ユースケも楽しそうに見ています。
ユースケの成長を見て感じるのは、好奇心の大切さです。
好奇心が人を大きく成長させるのだと思います。
そして嬉しいことに好奇心はどうやら本能的なもののようです。
見えてないものが見えてくる瞬間は大人になってもあります。
好奇心という本能を鈍らせなければ、新しい扉はきっと開けてきます。
なんでもないはずの日常の中に、まだまだ楽しいことがありそうです。
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