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2005.08.19

「夕凪の街 桜の国」 こうの史代

ヒロシマをテーマにしたこのマンガは、いろんな
ところで紹介されているので、ご存知の方もきっと
いると思います。今、読み返してみて、やはり私も
この本について書きたいという気持ちを新たにしました。

私がこのマンガについて知ったのは「ダ・ヴィンチ」
1月号の「絶対はずさない!プラチナ本」というコーナーで
紹介されていたからです。「ダ・ヴィンチ」編集部員たちから
こんなふうな見出しで絶賛されていました。

「悲しみに溢れた人生 静謐で美しい人生」
「今も苦しむ人がいることを実感させてくれる静かな傑作」
「ヒロシマの暗部と光、今だからこそ描ける命の転生の物語」
「誰かを喪い、自分は生き残る。そうして今、われわれがある」
「この作品に出会えて本当によかった!」
「語らないことが持つ迫力」
「戦後世代が描き出す美しきヒロシマの物語」

これだけ勧めるのなら読んでみようという気になり、
本屋で探して見つけました。そして読んでみて納得しました。
確かに絶賛されている通りです。

このマンガのことをどんなふうに書けば良いのでしょう。
どんな言葉よりまずは手に取り、読んでみるのが一番です。
でも、それを承知の上であえて書いてみることにします。

わずか100ページ足らずの、この本には難しいことは
なにひとつ書いてません。易しい物語。そして優しい物語。
懐かしさを感じるほのぼのとしたタッチで親しみやすい絵。
時にユーモアを交えながら、微笑ましいその日常に
横たわる原爆の影を描いています。

原爆投下10年後の女性の淡い恋を描く「夕凪の街」
その女性の弟の子どもが主人公となる現代の物語「桜の国」

私たちの国で何が起きたのか、そしてそれは今でも終わって
いないことを、この物語たちは私たちに伝えようとしています。

できるだけ多くの人に読まれるべき物語だと思い、
ここに紹介しました。

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受信: 2005.08.27 01:57

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